1953年 ▲ / ▼
8月28日 日本テレビ	人為事故
日本初の放送事故。開所式実況、祝賀舞踊の後の正午を知らせる精工舎のCMが裏返しに映り、音声も流れなかった。 原因は再生機にフィルムを裏返しにセットしたため、画像が裏返しとなり光学式サウンドトラックが再生ヘッドの上を通らなかったために無音となった。
1955年 ▲ / ▼
4月1日 ラジオ東京テレビ	人為事故
詳細不明。開局日の最初の時報が逆回しで流れてしまった。
1957年 ▲ / ▼
2月3日 日本テレビ 花ひらく歌声	機械事故
大阪北野劇場からの中継を予定していたが、開始時刻に「準備の都合上しばらくお待ちください」とアナウンスが流れ、文化映画やフィルム番組が流れた。 その後「回復の見込み不可」とアナウンスがされ、最後に「中継線故障のため～」と流れ、そのまま終了してしまった。
2月15日 日本テレビ 事件診断簿	機械事故
放送中に映像送信機故障のため長時間放送が中断した。
7月4日 日本テレビ NTV国際ニュース･ニュースフラッシュ･週刊グラフ	機械事故
18時53分25秒から19時23分50秒まで停波。 原因は自家発電機の故障によるもの。
8月24日 日本テレビ 日本の旅	機械事故
日本テレビ･中部日本放送･大阪テレビ･北海道放送の共同制作による四元中継放送。 札幌からの中継中、電電公社の連絡線障害により中継音声が中断し映像のみの状態に。 司会･徳川夢声はこれに「姿は見えども声見せず……」とコメントした。
1958年 ▲ / ▼
2月28日･3月7日･3月14日 NHK アイ･ラブ･ルーシー	機械事故
3週連続で機械の故障等で放送が中断した。 原因は字幕用の機械のランプが切れたり、フィルムを押さえるスプリングのフィルムの引っかかりが悪かったりしたためらしい。
5月20日 CBCテレビ CBCニュース	人為事故
0時過ぎ、「トピックス」の内容の「パコダ、唐招提寺、横綱鏡里の断髪式」のタイトルスーパーが落ちた。 原因は、ラジオ東京テレビ(現･TBS)側のミススイッチング。
5月20日 CBCテレビ 日本の百人	人為事故
番組開始時刻の5時10分より15秒も遅れた。同時に冒頭で、約25秒間音声が無音に。 原因は、ディレクターが5時40分からと勘違いしてマスターへの入室がおくれたため。 この日の進行表には5時10分からとなっていたが、いつも平日は5時40分からであり、この日はネット番組が後枠にあり変更になっていた。
5月20日 CBCテレビ ピアス火曜劇場 センチメンタル･ギャング	機械事故
番組開始時刻の9時15分より45秒も遅れて開始され、前CMの頭が欠けた状態で途中から放送された。 なお、9時14分55秒からの『ピーコック CCC』の静止CM(5秒)が25秒間放送され、9時15分20秒からチョイ待ちとアナウンスを放送した。 原因は、電電公社内海中継所におけるマイクロ機器の故障によるもの。
7月24日 NHK総合 プロ野球 南海-西鉄戦	機械事故
6回裏から映像が中断した。 その後「停電のため～」という旨のテロップが2度表示されたが、実況によると停電が発生したのは映像の中断からしばらくしてから発生したもので、停電から回復後も中断が続いたため、機器の故障と思われる。
1959年 ▲
2月2日 信越放送	不可抗力
みぞれの氷着により美ヶ原送信所の送電線が故障し停波。 23時頃に復帰した。 この影響でゴールデン･プライム帯の番組が全て放送不能になった。
3月18日 日本テレビ ゴールデン劇場「並木河岸」	不体裁
番組の開始直後、突然「今のゴールデン劇場はいかがでございましたでしょうか」と放送終了時のアナウンスが流れ出した。 お詫びはなかった。
3月19日 フジテレビ ナショナル木曜観劇会 金鱗記	機械事故
午後8時頃から東宝ミュージカルスによる『金鱗記』を放送中に、送信所の事故により中断した。 後日、改めて午前中に再放送がされた。
4月10日 ラジオ東京テレビ 皇太子ご成婚パレード	機械事故
中継現場のマイクロ回線故障により、テストパターンが流れてしまった。
5月12日 日本テレビ ボクシング中継｢東洋ウエルター級タイトル･マッチ｣チャンピオン福地健治対スティーブ･トニー戦	機械事故
機械の故障で中継が繋がらない状態に。 第1ラウンド前半の終了数十秒前に復帰した。
7月8日と15日 長崎放送	不可抗力
稲佐山送信所への落雷により停波した。
8月14日 信越放送	不可抗力
台風7号により送電線が切断され、8時から翌朝5時ごろまで停波した。
9月頃 長崎放送	不可抗力
この時期、台風の影響でしばしば停波したとのこと。
10月23日 日本テレビ 雑草の歌「母ちゃん焚けとる」	機械事故
放送中、機械の故障により音声のみの状態になり、そのまま放送が終了した。